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有機茶は本当に農薬ゼロ?JAS認証の基準・無農薬茶との違い・安全な選び方を老舗茶師が解説

無農薬 2025.09.08.

この記事では有機茶とは何か、有機茶の歴史と魅力を掘り下げていきます。

江戸時代創業お茶の宝和園八代目茶師岡本義明監修

有機茶とは?厳しい認証の基準と1年ごとの検査

宝和園が取得した有機認証
宝和園が取得した有機認証マーク

有機認証の検査

有機茶は農林水産省の「有機JAS(日本農林規格)」認証を受けたお茶のことです。

有機認証を取るには検査が必要で、その検査に合格しなければ有機の認証を取る事ができません。書類は使用した資材など1つ1つについて必要になります。

また認証が取れても、1年に1回検査があります。

有機JAS認証を取得したお茶は、生産から製造、袋詰め、流通に至るすべての工程が「有機」として区別・記録管理され、安全性が保証されます具体的には、次のような基準が定められています。

有機認証の基準

(1)化学的に合成された化学肥料及び農薬の使用を避ける事が原則。(やむを得ない場合はリスト化されたもののみが使用可能)

(2)多年生作物(お茶)の場合は収穫の3年以上前から、使用禁止資材を用いていない畑で栽培すること。

(3)遺伝子組み換えの種苗を使用しないこと。

(4)茶畑から製茶、袋詰め、流通に至るまで従来商品と区別、記録されていること。

以上の要点を毎年、検査官がチェックを行い、クリアしたことを公正な認証団体が認めたものでなければ有機JASマークを付け市場に出荷することはできません

「有機茶」と「無農薬茶」は別物 ここが大きな違い

「無農薬茶」と「有機茶」を同じものと思っている方が多いのですが、これは大きな誤解です。

「無農薬」という表記は誰でも自由に名乗ることができます

第三者機関の検査も不要で、生産者が「農薬を使っていない」と言えばそれだけで表示できてしまいます。1992年以前の日本では、農薬を使いながら「有機栽培」「自然農法」と表示した茶葉が出回り、消費者が混乱するという事態が続いていました。

一方、「有機JASマーク」は国が定めた第三者機関による厳格な審査が必須です。

書類審査・現地検査をクリアし、毎年更新しなければ名乗ることができません。農薬・化学肥料の不使用はもちろん、茶畑から製造・袋詰め・流通に至るすべての工程が記録・管理されています。

安心・安全を求めるなら、「有機JASマーク」の有無を確認することが唯一の基準です。

お茶と農薬の問題 なぜ有機茶が必要なのか

お茶の葉は農薬が残りやすい農作物の一つです。

茶葉はそのままお湯に浸して飲むため、果物や野菜のように「皮をむく」「洗い流す」という工程がありません。

農林水産省の調査でも、国産茶葉から残留農薬が検出されるケースはゼロではありません。一般的な栽培では、病害虫対策として複数の農薬が使われるケースがあります。

宝和園では、有機JAS認証制度が始まる20年以上前から農薬・化学肥料を使わない栽培にこだわってきました。「お茶を飲む方に安心してほしい」というシンプルな思いが出発点です。特に小さなお子様や妊娠中の方、健康に敏感な方には有機茶をお勧めする理由はここにあります。

有機茶の認証制度と宝和園の歴史

日本では1992年に農林水産省のガイドラインで有機表示が示されました。

ですが法的強制力がなく、玉石混交のような状態で、高品質の有機茶から農薬にまみれた自称有機茶、自称オーガニックのお茶が流通することになりました。

宝和園では、有機農産物の認証制度ができる20年以上も前から、農薬・化学肥料を使用しないで栽培にこだわりを持ち続けてきましたので忸怩たる思いがありましたが、有機JAS規格が2000年6月に施行され、約1年後の2001年3月には最初の有機認証が発行され、有機農産物が厳格に管理されるようになりました。

宝和園はその年に有機の認証を取得し、以来20年以上有機認証を守り続けています。

有機茶は味が違う?農薬を使わないと風味はどう変わるのか

静岡県産有機粉末茶

「有機栽培のお茶は安全なのはわかるが、味はどうなのか」とよく聞かれます。

農薬・化学肥料を使わない有機栽培では、茶の木が土壌の微生物や自然の養分をゆっくりと吸収しながら育ちます。そのため茶葉が持つ本来の旨味成分(テアニン・アミノ酸)が豊かになり、素朴さの中に芯の通った深い味わいが生まれると言われています。

農林水産大臣賞を5回受賞した宝和園の8代目茶師・岡本義明は「有機栽培で育てたお茶は、昔ながらの本物のお茶の味がする」と言います。化学的に成長を促した茶葉にはない、自然本来の風味がそこにあります。

また茶葉に残留する農薬の心配をする必要がなく、お子様からお年寄りまで、安心してお召し上がりいただくことができます。

有機茶のSDGsへの寄与

また、SDGs目標の13である「気候変動に具体的な対策を」では、温室効果ガスの削減が求められています。

環境省の資料によれば、有機栽培では堆肥や緑肥などを使って土づくりを行うため、一般農法に比べて土壌に有機炭素が多く貯まり、温室効果ガス排出量の削減につながるとされています。

これらの特徴から、健康志向・環境志向の消費者にとって有機茶は安心・安全で魅力的な選択肢となっています。

有機JASマークの正しい見方 本物の見分け方

宝和園が取得した有機認証

お茶のパッケージで有機JASマークを探すときは、以下の点を確認してください。

マークの下に必ず「登録認定機関名」が記載されています。

これが記載されていない場合は正規の有機JAS認証品ではありません。また「オーガニック」「自然農法」「農薬不使用」などの表現は、有機JASマークとは別物です。有機JASマークのないものは第三者による検証がされていない表現です。

宝和園の有機茶にはすべて有機JASマークが付いており、毎年の検査をクリアした茶葉のみを使用しています。

まとめ

有機茶は農林水産省の「有機JAS(日本農林規格)」認証を受けたお茶のことで厳しい検査に合格しなければ取得できません。

2001年に最初の有機認証が発行され、宝和園はその年に有機の認証を取得し、以来20年以上有機認証を受けています。有機栽培により育て上げたお茶は昔ながらのお茶の味がし、地球環境にも優しいお茶です。お客様に安心安全なお茶をお楽しみいただくために、これからも宝和園は全力を尽くしてまいる所存です。

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