この記事では、秋の新茶として知られる秋冬番茶について掘り下げていきます。
秋冬番茶とは?特徴と栄養成分

秋冬番茶と新茶(一番茶)や二番茶との違い
秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)とは 9月下旬~10月上旬頃に摘み取られた茶葉で作る日本茶のことで秋摘み茶や秋の新茶とも呼ばれています。新茶(一番茶)や二番茶の後に伸びた芽(3番茶)をあえて夏に摘まず、四番茶の時期にまとめて収穫する特殊な茶葉なため、静岡県牧之原や京都府宇治田原町、宝和園の故郷である静岡県掛川市などでごくわずかに生産されています。
秋冬番茶は一番茶や二番茶に比べ、スッキリとしたさわやかな味が特徴で、昔から日常茶や飲食後のお茶として親しまれてきました。
秋冬番茶の栄養成分ーリポポリサッカライドとローカフェイン
そんな秋冬茶の最大の特徴は栄養バランスです。他の番茶に比べカテキン、ビタミンが豊富で、特にビタミンDは特筆すべきものがあります。また、リポポリサッカライド(LPS)の含有量が非常に多く、一般的な煎茶の約4.5倍も多く含まれるとされています。
リポポリサッカライドは免疫細胞の働きを高め免疫力を高めることが分かっており、感染症は生活習慣病の予防に役立つお茶としても注目されています。
また、カフェインが少ないのも特徴の一つです。通常の煎茶が100mlあたり約20mgのカフェインを含むのに対し、秋冬番茶は約10mg/100mlと半分程度しか含まれません。そのため就寝前でも安心して飲め、高齢の方やカフェインを控えたい方にも適しています。特に水出しで淹れるとカフェイン抽出がさらに抑えられ、前述のリポポリサッカライドも効率よく摂取できます。実際、秋冬番茶は夜のリラックスタイムのお茶としても知られており「寝る前に飲める日本茶」としてご愛飲されている方もいらっしゃいます。
宝和園の秋冬番茶「秋の早摘み深蒸し掛川茶」と「秋の新茶深蒸し掛川茶」
宝和園では2種類の秋冬番茶をご用意いたしました。「秋の早摘み深蒸し掛川茶」と「秋の新茶深蒸し掛川茶」は、同じ掛川深蒸し茶・やぶきた品種による秋冬番茶でありながら、収穫時期の違いから生まれる風味の違いと栄養成分の差異が明確に感じられます。前者は初秋の爽やかさと上品な旨みが引き立ち、後者は晩秋のコク深さとまろやかな甘みを感じられます。
秋の早摘み深蒸し掛川茶は秋冬番茶の中で最も早く収穫された茶葉を使用しております。ですので秋茶の中でも特に香りが高く、程よい甘みとすっきりした後味が特徴でカテキンやビタミンなどの栄養成分が特に豊富です。
一方、秋の新茶深蒸し掛川茶はより遅摘みの秋茶を使用しているため、茶葉はよりしっかり成熟し特有の力強い風味が出ます。じっくり蒸すことで味も色も濃くなり、秋茶らしさを感じる芳醇なコクが引き立つのが特徴です。



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