緑茶カテキンの主成分、EGCGの効率的で美味しい抽出方法とは?

はじめに

EGCG(エピガロカテキンガレート)は掛川深蒸し茶静岡茶などの日本茶に多く含まれるカテキン類の一つで、熱湯で抽出されやすい性質があります。一方で高温で淹れたお茶は渋みが強く美味しいお茶とはいえません。この記事では最新の研究結果を基に、EGCGを最大限抽出しつつ美味しさも両立できる方法をまとめました。EGCGについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

EGCG豊富が豊富で美味しいと茶が淹れられる理想の温度

水出し茶(低温抽出)のEGCG含有量

水出し緑茶は、水と茶葉があれば簡単につくれ、渋みや苦み成分が抽出されにくいため非常に飲みやすく、夏場はもちろん、一年中楽しむことができる飲み方です。一方でEGCGの含有量はお湯で抽出した場合と比べ低いことが分かっています。

農林水産省の報告によれば、80℃のお湯で2分間茶葉を抽出した時を100%とした場合、冷蔵庫内(約10℃)で1時間抽出したときのEGCGは約1/5(20%)にとどまり、半分以下になってしまいます。

一方で同じ緑茶カテキンの一種で、粘膜免疫系の働きを高めるEGC(エピガロカテキン)は低温で抽出した場合の方が効率よく抽出することができるので、水出し茶は健康成分が損なわれるということではありません。

熱いお湯(90℃)で抽出すればEGCGが増える?

EGCGを茶葉から80%以上抽出するには、90°Cのお湯で5分以上抽出する必要があるとされています。ですが、渋みの元であるEGCGと、苦み元であるカフェインの抽出量が共に高くなることで、お茶がとても渋く苦くなってしまい、美味しいお茶とはいえないでしょう。

おいしさとの両立を考えると理想は85℃

一方で、緑茶を85℃で3〜5分間抽出するとEGCGの抽出量が増加するが、それ以上の時間抽出を続けると減少するという研究結果もあります。これはカテキンの構造変化が原因と考えられています。

緑茶本来の旨みと渋みを楽しむ理想のお湯の温度は70〜80℃前後。従って85℃で淹れるのがおいしさと健康を両立できる理想のお湯の温度だと考えられます。

まとめ

EGCGを効率よく摂るには、85℃くらいのお湯で3分ほど抽出するのが有効です。一方で水出し茶はたとえ1時間冷やしたとしても熱湯抽出の半分以下(約20%程度)しか抽出されませんが、変わりにEGCの抽出量が増えるので日本茶の健康作用が損なわれることはありません。

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