2026年花粉症対策|べにふうき緑茶の効果を論文で解説。宝和園のメチル化カテキンとは?

宝和園のべにふうきの茶葉とお茶

いよいよ2026年の花粉シーズンが近づいてきました。日本気象協会の予測によれば今年は例年になく非常に多い飛散量が予想されています。

花粉症は日本人の42.5、スギ花粉症は日本人の38.8%が発症しているともいわれており、いまや単なる体質の問題ではなく社会問題ともいえる規模になっています。特にスギ花粉症は患者数が年々増加傾向にあり、子どもから高齢者まで幅広い世代が悩まされています。

本記事では250年続く老舗茶屋の知恵と、最新の論文データをもとに、花粉症対策の救世主として注目されるべにふうき緑茶の秘密をわかりやすく解説します。

【著者・監修】 株式会社 宝和園 八代目店主 岡本義明(農林水産大臣賞受賞茶師)

2026年は花粉が多い予測

2026年春は、東日本・北日本を中心に例年より多い〜非常に多い飛散量が予測されています。

東北や関東北部において平年の1.5〜3倍、北海道では例年の2倍以上に達する可能性があるとのデータもあり、全国平均でも平年の130%程度、2025年比で119%の飛散量が予測されています。

ここまで花粉が増える原因は、昨年の夏の高温と日照の多さにより、スギの雄花がよく育ったためです。

飛散は2月上旬〜中旬開始と見込まれていますが、本格的な対策はできるだけ早めに始めるのが理想とされています。

なぜ「べにふうき」が花粉症に効くのか? 鍵はメチル化カテキンに

花粉症対策はお茶なら何でもいいわけではありません。秘密は、べにふうきだけに含まれる特別なカテキン、メチル化カテキンにあります。

もともとは紅茶用として開発された経緯があるべにふうきですが、他の茶品種には見られないメチル化カテキンという特別なカテキンが含まれることがわかりました。

紅茶用に誕生した茶葉ですが、紅茶に加工すると、酸化酵素の働きによりメチル化カテキンは酸化重合し、テアラビジンやテアフラビンへと変化して消失してしまうので花粉対策には必ず緑茶として引用する必要があります。

体の中での働き

花粉が体内に入ると、細胞からヒスタミンという物質が出て、くしゃみや鼻水を誘発します。メチル化カテキンは、このヒスタミンが出るスイッチをオフにしてくれる役割があります。 さらに、普通のカテキンよりも体への吸収率が約6.4倍も高く、長く体にとどまってくれるのが最大の特徴です。

普通のお茶(やぶきた等)との違い

宝和園の掛川茎茶と宇治抹茶(急須で入れたお茶)

私たちが普段飲んでいる一般的なお茶(やぶきた品種など)には、残念ながらメチル化カテキンは全く含まれていません。

通常の緑茶の主成分であるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、高い抗酸化能があり様々な健康効果が得られますが、花粉症に有効なのはべにふうきという特定の品種を緑茶として仕上げた時だけです。

研究で証明された改善データ

鼻や目の症状が有意に改善

三重県などで行われた二重盲検試験では、べにふうきを飲んだグループは、普通のお茶を飲んだグループに比べて、鼻水、目のかゆみ、涙目といった症状が統計的にハッキリと改善したことが報告されています 。

また近年の分子生物学的研究において、メチル化カテキンは単にヒスタミンのスイッチを止めるだけでなく、受容体そのものの量を減少させることが判明しています。メチル化カテキンがマスト細胞や好塩基球の表面にあるFcεRIの受容体発現を抑制することで、アレルゲンに対する感度そのものを低下させるとされています。

QOL(生活の質)の向上

花粉症によるイライラや集中力の低下も軽減され、日常のパフォーマンスが上がったというデータもあります 。

効果を最大限に引き出す!失敗しない飲み方ガイド

飛散前から飲み始める

論文では、花粉が飛んでから飲む「短期」よりも、飛ぶ1.5ヶ月前から飲む「長期」の方が、圧倒的に症状を抑えられることがわかっています 。

事前摂取により、あらかじめ体内のマスト細胞の反応性を低下させ、受容体数を減らしておくことで、大量の花粉に晒された際の爆発的な炎症反応(プライミング効果)を未然に防ぐことが可能となります。

こまめに摂取

メチル化カテキンは徐々に代謝されるため、一度に大量に飲むよりも、朝・昼・晩、あるいは外出前など、1日数回に分けてこまめに摂取することが、血中濃度を一定に保つポイントです。

熱湯で淹れる

メチル化カテキンは熱いお湯(80∼90℃以上)で溶け出します。水出しではなく、必ず熱湯で淹れてください。

生姜(ショウガ)を足す

べにふうきを生姜と一緒に摂ると、抗アレルギー効果が約2倍に高まるという研究結果があります。

生姜に含まれる成分がカテキンの作用を補完的に高める効果としても、味のアクセントとしても生姜と一緒に摂取することはおすすめです。

粉末タイプがおすすめ

茶葉をまるごと粉にしたパウダータイプなら、水に溶けない有効成分も100%摂取できます 。

まとめ

2026年の花粉シーズンは、例年以上の厳しい戦いが予想されます。 花粉症対策にべにふうきを上手に取り入れて、薬だけに頼らない体質作りをされてみてはいかがでしょうか?

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