今年もインフルエンザが流行の兆しをみせています。毎年予防接種や手洗い・マスクが呼びかけられますが、実はお茶を飲むこともインフルエンザ予防に一役買ってくれるとしたら驚きませんか?特に静岡県掛川市の名産「掛川深蒸し茶」には、ウイルスに負けないヒミツがあります。今回は、掛川深蒸し茶が持つインフルエンザ予防効果について、科学的なエビデンスを交えながらご紹介します。寒い季節を元気に乗り切るヒントにしてくださいね。
掛川の深蒸し茶ってどんなお茶?
3倍蒸すことでうま味も栄養もUP

まずは掛川深蒸し茶について少しご紹介します。静岡県掛川市は全国有数のお茶の産地で、特に深蒸し茶という製法で作られる緑茶が有名です。

深蒸し茶とは、茶葉を通常より長く蒸すことで葉の形を細かく砕き、濃厚な旨みと鮮やかな濃緑色の水色を生み出すお茶です。深蒸し製法のおかげで茶葉の細胞膜が壊れ、お茶の栄養成分がよりたっぷり抽出されるのが特徴です。
深蒸し茶は掛川市の健康長寿地域の秘密


掛川では深蒸し茶が日常的に飲まれています。実は掛川市は男女ともに全国でトップクラスの健康長寿地域であり、ガンによる死亡率が最も低い街であることが分かっています。
これは「お茶をたくさん飲む習慣」が健康の秘訣ではないかと注目されています。深蒸し掛川茶には抗酸化作用のあるβ-カロテンや免疫機能を高めるビタミンEなど、通常のお茶では摂れない成分まで含まれていることがわかっています。
緑茶カテキンがウイルスに効くって本当?

エピガロカテキンガレードの抗ウイルス作用
お茶に含まれる代表的な成分カテキンには、実は強力な抗ウイルス作用があることが分かっています。
インフルエンザウイルスなどの病原体は、人の喉や鼻の細胞に表面のトゲ(スパイク状タンパク質)を使ってくっつき、感染を広げます。ところがカテキンの一種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、このウイルスのスパイクにピタッとまとわりついてしまい、ウイルスが細胞に取りつくのをブロックしてくれるのです。
この作用によって、緑茶カテキンはインフルエンザウイルス自体の感染力を弱め、不活化させる効果が確認されています。
さらに緑茶には、免疫力アップに貢献する成分も含まれています。カテキン類の中でもエピガロカテキンガレードや、緑茶の旨み成分であるテアニン、そしてビタミンCには、体の防御力を高める効果があることが報告されています。
緑茶にはインフルエンザのワクチン並の予防効果がある?

静岡県内の小学生約2,600人を対象に行われた調査では、「緑茶を毎日(週6日以上)1日1~5杯飲む子ども」は「ほとんど飲まない子ども」に比べ、インフルエンザ発症率が約40~50%も低下したことが報告されています。
つまり、お茶をよく飲む子は飲まない子よりインフルエンザに半分くらいしかかからなかったというわけです。
インフルエンザワクチンの発症予防効果はおよそ5割程度と言われています。もちろんワクチンには重症化するリスクを大幅に低減される効果がありますので同列には語れませんが、インフルエンザの予防効果という観点からすれば、同等程度あると考えることができます。
子どもだけでなく大人でも似たような傾向が見られます。
日本の働く世代3,300人以上を調査した別の研究では、緑茶を日常的によく飲む人は、ほとんど飲まない人に比べてインフルエンザになるリスクが約4割低かったというデータが得られました。具体的には、週に5日以上緑茶を飲む人は、週1杯未満の人よりインフルエンザ発症率がおよそ39%減少していたのです。研究者たちも「緑茶習慣がインフルエンザ予防に寄与している可能性がある」と結論づけています。
まとめ
掛川深蒸し茶のインフルエンザ予防効果についてご紹介しました。緑茶に含まれるカテキンの抗ウイルス作用や免疫力アップ効果、そして実際の研究データからも、お茶が私たちの体を守ってくれる心強い存在であることがお分かりいただけたと思います。今年は掛川深蒸し茶を片手に、「風邪知らず・インフル知らず」の冬をぜひ目指してくださいね。



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