日本茶の歴史③:有機茶とは?有機茶の歴史と環境健康への魅力と宝和園の取り組み

この記事では有機茶とは何か、有機茶の歴史と魅力を掘り下げていきます。

有機茶とは?厳しい認証の基準と1年ごとの検査

宝和園が取得した有機認証
宝和園が取得した有機認証マーク

有機認証の検査

有機茶は農林水産省の「有機JAS(日本農林規格)」認証を受けたお茶のことです。有機認証を取るには検査が必要で、その検査に合格しなければ有機の認証を取る事ができません。書類は使用した資材など1つ1つについて必要になります。

また認証が取れても、1年に1回検査があります。有機JAS認証を取得したお茶は、生産から製造、袋詰め、流通に至るすべての工程が「有機」として区別・記録管理され、安全性が保証されます具体的には、次のような基準が定められています。

有機認証の基準

(1)化学的に合成された化学肥料及び農薬の使用を避ける事が原則。(やむを得ない場合はリスト化されたもののみが使用可能)

(2)多年生作物(お茶)の場合は収穫の3年以上前から、使用禁止資材を用いていない畑で栽培すること。

(3)遺伝子組み換えの種苗を使用しないこと。

(4)茶畑から製茶、袋詰め、流通に至るまで従来商品と区別、記録されていること。

以上の要点を毎年、検査官がチェックを行い、クリアしたことを公正な認証団体が認めたものでなければ有機JASマークを付け市場に出荷することはできません

有機お茶の認証制度と歴史

日本では1992年に農林水産省のガイドラインで有機表示が示されました。ですが法的強制力がなく、玉石混交のような状態で、高品質の有機茶から農薬にまみれた自称有機茶、自称オーガニックのお茶が流通することになりました。

宝和園では、有機農産物の認証制度ができる20年以上も前から、農薬・化学肥料を使用しないで栽培にこだわりを持ち続けてきましたので忸怩たる思いがありましたが、有機JAS規格が2000年6月に施行され、約1年後の2001年3月には最初の有機認証が発行され、有機農産物が厳格に管理されるようになりました。宝和園はその年に有機の認証を取得し、以来20年以上有機認証を守り続けています。

有機茶の魅力と環境・健康へのメリット

静岡県産有機粉末茶

有機茶の見事な味わい

「有機栽培により育て上げたお茶は自然の風味が違う、昔ながらのお茶の味がする」農林水産大臣賞を5回受賞した宝和園の8代目茶師、岡本義明は言います。オーガニック茶の味と香りが十二分に引き出されれば、素朴さの中にも芯の通った見事な味わいをお愉しみいただくことができます。

また茶葉に残留する農薬の心配をする必要がなく、お子様からお年寄りまで、安心してお召し上がりいただくことができます。

有機茶のSDGsへの寄与

また、SDGs目標の13である「気候変動に具体的な対策を」では、温室効果ガスの削減が求められています。環境省の資料によれば、有機栽培では堆肥や緑肥などを使って土づくりを行うため、一般農法に比べて土壌に有機炭素が多く貯まり、温室効果ガス排出量の削減につながるとされています。

これらの特徴から、健康志向・環境志向の消費者にとって有機茶は安心・安全で魅力的な選択肢となっています。

まとめ

有機茶は農林水産省の「有機JAS(日本農林規格)」認証を受けたお茶のことで厳しい検査に合格しなければ取得できません。2001年に最初の有機認証が発行され、宝和園はその年に有機の認証を取得し、以来20年以上有機認証を受けています。有機栽培により育て上げたお茶は昔ながらのお茶の味がし、地球環境にも優しいお茶です。お客様に安心安全なお茶をお楽しみいただくために、これからも宝和園は全力を尽くしてまいる所存です。

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